2軍選手の出場機会拡大へ「ルール5ドラフト」導入求める

 労働組合・日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)は8日、大阪市内のホテルで定期大会を開き、2軍選手の出場機会拡大へ、日本野球機構(NPB)と12球団に対して米大リーグなどで採用されている「ルール5ドラフト」の導入を求めていくことを決めた。

 「ルール5ドラフト」は有望選手がマイナーで飼い殺し状態になるのを防ぐことを目的に米大リーグで採用され、一定条件を満たした40人枠外の選手を他球団が指名、獲得できる制度。細部は異なるが、韓国プロ野球でも11年から実施されている。

 嶋会長は「出場機会の少ない選手が、チャンスをつかめる制度の導入を提案していく方向になった。若手選手には非常に切実な問題」と説明した。

 選手会側は20日の事務折衝でNPBと12球団側へ提案の方向性を伝える予定。選手会は今後、適用選手の入団年数など具体的な仕組みについて「日本にあった制度にしていく」(森事務局長)と詳細をまとめ、早期導入を目指した話し合いを行いたい考えだ。

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