上武大が初戦突破 エースの山下が4安打完封
「明治神宮野球大会大学の部・1回戦、上武大1-0富士大」(11日、神宮球場)
4年連続出場の上武大が、投手戦を制して初戦を突破した。エース・山下仁投手(須磨翔風)が4安打完封。140キロ前後ながらキレのある直球を軸に、13三振を奪った。
「そんなによくなかった」と振り返る状態。それでも「コントロールは今までやってきた。割り切って、絶対そこに行くと信じて、いつも通りに投げました」と、勝負所での制球は光った。
兵庫県出身で阪神ファンの右腕。阪神にドラフト2位指名された富士大・小野に投げ勝ったが「小野くんと対決したわけではないので。チームメートと勝てたのはうれしい」と、控えめに喜んだ。卒業後は社会人でプレーを続ける。「日本一が最終目標。最後はいい形で終わりたい」と、頂点を見据えた。