日本一王手の日本ハム、V確率84・6% データ上は圧倒的優位
「日本シリーズ・第5戦、日本ハム5-1広島」(27日、札幌ドーム)
日本ハム・西川が1-1の九回、右翼席へサヨナラ満塁本塁打を放って試合を決めた。チームは2連敗からの3連勝で、日本一に王手をかけた。また第3戦で大谷の適時打でサヨナラ勝ちしたのに続き、今シリーズ2度目のサヨナラ勝ち。シリーズ2度のサヨナラ勝利は83年・巨人、92年・ヤクルト、03年・阪神に次いで4度目となった。
また過去65度の日本シリーズで、先に王手をかけたチームが日本一になったのは55度(84・6%)。また2勝2敗からの王手をかけたチームは、過去26度のうち19度が日本一(73%)になっている。データ上は日本ハムが圧倒的に有利となった。
広島は本拠地で2連勝した後、敵地で3連敗した。03年のダイエー-阪神の日本シリーズは、ダイエーが本拠地で連勝した後、敵地で3連敗して王手をかけられたが、本拠地に戻って連勝し日本一となった。広島は「内弁慶シリーズ」の再現なるか。