日本ハムの4番・中田、価値ある一発、価値ある四球

 「日本シリーズ・第4戦、日本ハム-広島」(26日、札幌ドーム)

 日本ハムが逆転勝ちし、連勝で対戦成績を2勝2敗とした。4番・中田は0-1の六回、左翼席へ今シリーズ1号の同点ソロを放つと、八回には1死から四球を選んで出塁し、レアードの2ランにつなげた。価値ある一発、そして価値ある四球だった。

 六回の一発は狙い撃ちだった。広島先発・岡田の初球、139キロのスライダーを完璧なスイングで捉えた。三回の打席は、スライダー攻めで四球を選んでおり「前の打席からこういう攻めだったので狙い通りのスライダー」とコメントした。

 そして八回。1死走者なしで、広島3番手・ジャクソンと対戦した。初球、2球目はスライダーにタイミングが合わず空振り。あっさりと追い込まれた。しかし、ここから外角への変化球で誘ってくる相手バッテリーの策にはまらず、冷静にボールを見極めた。フルカウントから1球のファウルを挟んで四球を選んだ。打ちたい気持ちをこらえ後ろにつないだ。近藤は左飛に倒れたが、続く6番・レアードが値千金の一発を放った。

 中田第1戦こそ無安打だったが、第2戦は2安打、第3戦は八回に左前に落ちる2点適時二塁打などで3打点をマーク。第4戦は一発に2四球と、存在感を示した。第3戦までで8打数5安打、打率・625と大当たりだった大谷が、この試合は4打数無安打に終わった。それでも勝利をたぐり寄せられたのは、4番の働きがあればこそだ。

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