履正社がコールド勝ち 大阪勢3校が8強へ

初回に先制の左前適時打を放った履正社・若林=紀三井寺
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 「秋季高校野球近畿大会・1回戦、履正社8-1育英」(23日、紀三井寺球場)

 履正社(大阪2位)が育英(兵庫3位)を七回コールドで下し、8強へ進出。大阪桐蔭、上宮太子に続き、大阪勢3校すべてが初戦を突破した。

 初回に4番・若林将平外野手(2年)の左前適時打を皮切りに、打者11人、7安打の猛攻で一挙7点を奪って試合の主導権を握った。それでも岡田龍生監督は「コメントのしようがないゲーム。守りで3失策していますし、7点取ったあとにすぐ次の1点が取れなかった」と苦笑い。守りのミスがありながらも1失点で粘ったエース・竹田祐投手(2年)に「あれだけ失策があってもよく粘った。きょうは竹田に尽きる」と目を細める。

 これで大阪勢3校がすべて初戦を突破。センバツは同一都道府県からの3校出場は規定で認められていない。例年は4強に進出すれば当確ランプが灯ったが、3校すべて勝ち上がれば準決勝の内容やこれまでの試合成績が評価の対象になる。

 組み合わせで準々決勝以降は先に大阪桐蔭、上宮太子が登場することで岡田監督は「自分とこでいっぱい、いっぱい。ウチにはあまり関係ないですから。とにかく上に上がるしかない」と力を込める。主将の若林も「気にはなりますけど、勝たないといけないので。勝ち進むことしか考えていない」と次戦を見据えた。

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