「プロ野球ドラフト会議」（２０日、グランドプリンスホテル新高輪）

　中日のスカウト会議が１９日、東京都内のホテルで開かれ、ドラフト１位指名候補を５人に絞り込み、最有力を作新学院（栃木）の今井達也投手（１８）とした。

　「（１位指名は）決まってないよ。単独になってくれればいいけどね」と森監督。桜美林大・佐々木、創価大・田中、明大・柳、作新学院・今井、履正社・寺島。「今、名前が挙がっている高校生は甲子園に出ているから物おじしない。高校生でも力があるよ」と指揮官。即戦力プラス将来性を考え、今井になる可能性が高い。

　巨人、ロッテ、広島が１位指名を公表するなど、創価大・田中人気が高騰。今井が競合するかどうかは微妙だが、クジを引くのは森監督。「験なんか担ぐか、オレが」。プロの世界を生き抜いてきた勝負師の真骨頂を見せつける。