上宮太子 秋は03年以来の大阪決勝進出

7回4安打無失点の好投で決勝進出を果たした上宮太子・森田=舞洲
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 「秋季高校野球大阪大会・準決勝、上宮太子7-0初芝立命館」(15日、舞洲ベースボールスタジアム)

 上宮太子が七回コールドで初芝立命館を下し、センバツがかかる秋季大会では03年以来、13年ぶりに決勝進出を果たした。近畿大会出場を決める原動力になったのがエース・森田輝投手(2年)。身長171センチながら大黒柱として君臨する最速143キロ右腕が、準決勝でも7回4安打無失点と好投した。

 立ち上がりからキレのいいストレートと変化球で凡打の山を積み重ねた森田。中盤にフォームが乱れたことで6四球を与えたが「フォアボールが無ければ、いい感じで投げられていたかなと思います」と、走者を背負っても決定打を許さなかった。

 2年の春からエースナンバーを背負い、今夏の浪速戦で敗れた際には「3年生の先輩たちの夏を終わらせてしまった」と悔しさから号泣したという。新チームでは主将を任されたが、責任感の強さからいっぱいいっぱいになり、自身の練習もおぼつかなかくなった。

 その状況を察知した日野監督が主将交代を決断。「自分がまとめきれなくて…。投手に専念させてもらった」(森田)ことでマウンドの大黒柱として急成長を果たした。「今のスタイルを変えずに、緩急をつけてテンポよく打ち取っていきたい」と力を込めた。来春センバツへ、一番乗りで激戦区の大阪を突破した。

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