巨人・由伸監督“隠密会談” 老川オーナーらにシーズン報告

 巨人・高橋由伸監督(41)が12日、東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れ、老川祥一オーナー(74)らにシーズン報告を行った。報道陣の前に姿を見せることはなかったが、球団首脳の若手育成を求める声に対して「若くていい選手を獲り、しっかり育てないといけないと思います」と話していたという。

 シーズン報告は毎年の恒例行事。ただ、今年は報道陣への事前告知もなく、異例の“隠密会談”の形が取られた。ペナントレースでは2位、CSファーストSでは3位のDeNAに敗北。同席した渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆は「準備のない状態で監督に就任してもらった。やむを得ない面もあった」と、言葉をかけていたという。

 この日の夕方、老川オーナーが報道陣に対応。日本一奪回を目指す来季に向けて「ほかのチームに比べて練習が足りないという印象を私自身は思っている。力を入れてやってもらいたい」と、猛ゲキを飛ばした。

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