DeNAがファイナルS進出 延長十一回の死闘制す 嶺井が決勝打

 歓喜の輪の中でヒップタッチをする筒香(中央左)とロペス(撮影・出月俊成)
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 「セCSファーストS・第3戦、巨人3-4DeNA」(10日、東京ドーム)

 初めてCSに進出したDeNAが延長戦を制し、対戦成績を2勝1敗としてCSファイナルS(12日開幕、マツダスタジアム)進出を決めた。日本シリーズ進出をかけて、リーグ優勝した広島と対戦する。

 DeNAは初回、ロペスの2ランで先制。直後に阿部の2ランで追いつかれたが、二回に関根の中犠飛でリードを奪った。しかし先発の石田が六回、村田にソロを浴びて再び追いつかれた。

 試合は3-3のまま延長戦へ。延長十一回1死二塁から、途中出場の嶺井が左翼線へ適時打を放ち、これが決勝点となった。その裏は守護神・山崎康が2死一、二塁のピンチを背負ったが、阿部を右飛に打ち取って無失点で切り抜けた。

 決勝打の嶺井は「初回からチームの人たちがつないできたものもありますし、シーズン途中からしかいなかったんですけど、チームのために何とかつなごうと思って頑張りました」と振り返った。打球が抜けた瞬間は「守備をどうしようかと考えていた」と、捕手として裏の守りに意識が向いたという。一打サヨナラ負けのピンチを迎えたが「康晃(山崎康)が踏ん張ってくれた」と、守護神をたてた。ファイナルSに向け「一戦一戦、頑張っていきたいと思います」と誓った。

 10年連続でCSに進出した巨人は、4度目のファーストSで2度目の敗退。先発の内海が二回途中3失点でKOされる誤算。延長十一回は、登板2イニング目となった5番手の沢村が打球を右足に受けるアクシデントで降板。代わった田原誠が決勝打を浴びた。打線は2度追いつく粘りを見せたが、トータルでは6安打しか打てなかった。

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