オリックス・福良淳一監督（５６）は２日、みやざきフェニックス・リーグに参加する吉田正尚外野手（２３）に対して１８試合全出場指令を出した。

　「（吉田）正尚と宗と駿太は全部出してくれと田口（２軍監督）に言ってある。打順は何番でもいい。試合に出続けることが大事だから」

　ルーキーの今季は腰痛のため６３試合出場にとどまった。それでも打率・２９０、本塁打は球団では３１年ぶりの新人２桁を記録。最終戦には、これも球団４７年ぶりとなる新人４番も任せた。

　期待の星を飛躍させるため、日本ハムの２軍監督時代に中田や陽岱鋼らを育てた指揮官の育成法は明解だ。試合の中で覚えさせること。１打席でも多く立ち、１イニングでも長く守らせる。