引退の日本ハム武田勝がラス投 127キロ直球で空振り三振奪う 先発で打者一人と対戦

 「日本ハム-ロッテ」(30日、札幌ドーム)

 今季限りで現役引退する日本ハムの武田勝投手(38)が、チームのシーズン最終戦に先発した。

 ロッテの先頭打者、清田を127キロのストレートで空振り三振に仕留めると、マウンド上でナインに労をねぎらわれると男泣き。増井へとマウンドを譲った。

 11年の現役生活に終止符を打ったベテラン左腕は、「泣くつもりはなかったんですけど、ファンの皆さんの声援が耳に入ってきて我慢できませんでした。フォアボールだけ避けようと真っすぐで行こうと思っていました。自分の納得いくまま、体が動くままに、口約通り120キロ以上出せたので満足しています。後輩にも恵まれ、お世話になった方々、応援してくれたファンの皆様に感謝の気持ちを伝えたいです」とコメントした。

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