由伸巨人ああ屈辱的大敗…東京Dで6年ぶり6発被弾

 「巨人4-12DeNA」(23日、東京ドーム)

 傷痕を何度も深くえぐられた。東京ドームで6年ぶりの6被弾。巨人はCSファーストSの前哨戦で12失点と投手陣が崩れ、屈辱的な大敗を喫した。厳しい現実を突きつけられた高橋由伸監督は「見ての通りじゃないですか」と、言葉を絞り出した。

 CSでも先発が濃厚な田口が七回途中、3被弾で7失点KO。勝ちパターンの一角として期待される宮国は、筒香にとどめのグランドスラムを浴びた。プロ初登板の中川は九回に登板し、1回を2被弾3失点。落胆の田口は「大事なところで制球が甘くなってしまいました。チーム、野手の方に申し訳ないです」とうなだれた。

 2位を争うライバルに直接対決で敗れ、2・5ゲーム差に迫られた。指揮官は「工夫(の仕方)なのか、力負けなのか分かりませんが、やり返すチャンスがありますから」と前を向いたが…。本番に向けて、“トラウマ”になりそうな夜となってしまった。

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