08年新人王のオリックス小松が引退会見 「感謝の気持ちでいっぱい」

引退会見をするオリックス・小松
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 引退を発表したオリックス・小松聖投手(34)が22日、京セラドーム大阪内で会見を開き、「2軍生活が長かったですからこの2、3年はこの試合がラストだと思って投げてました。1軍の戦力にならなければ意味がない。貢献できていない自分がいたので決断しました」と10年間のプロ生活を振り返った。

 現役生活に終止符を打った小松は、「福島の田舎から出てきて、いろんなスター選手と出会えた。みなさんの支えがあってここまでこられた。感謝でいっぱいです。小松といえば1年しか活躍してない。WBCにも参加させてもらったのも思い出の一つですが、ファンの方に声を掛けていただいたり、手紙を下さったりしたおかげで(故障で)苦しいときを乗り越えられた。久々の1軍マウンドに上がるときに声を掛けてくださったのは本当に感動しました。夢のような時間でした」とさわやかな笑顔で話した。

 福島出身。東日本大震災当時を振り返り「なんとか元気と勇気を与えたいと思っていたのですが震災後、なかなか活躍できなかった。(被災地は)そんなときに苦しいはずなのに、自分に励ましの声を掛けてくれた。なんとかマウンドで躍動してやるぞという思いでいました」と話した。

 29日の楽天戦(京セラドーム大阪)で引退セレモニーを行う。今後は役職は未定だが、球団に残る。

 小松は勿来工から国士舘大に進み、JR九州を経て2006年大学生・社会人ドラフト希望枠でオリックスに入団。プロ2年目の2008年に15勝3敗の成績で新人王を獲得。通算で158試合に登板し、25勝26敗、防御率4・36の成績を残した。

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