巨人拙守…広島と今季最大12差 高橋監督ぶ然「誘ってきているプレーで」

 「巨人0-4ヤクルト」(31日、富山市民球場アルペンスタジアム)

 攻守に精彩を欠いた。1年に1度の富山開催で、5安打完封負け。巨人・高橋由伸監督は「勝った負けたはあるが、同じ気持ちで戦っていかないといけない」と言うものの、笛吹けども踊らず。首位・広島とのゲーム差は今季最大の12となった。

 拙守が黒星に直結した。四回、2死一、三塁。一走・西田が故意にけん制球で飛び出し、挟殺プレーとなっている間に三走・西浦が生還。記録は本盗となったが、二塁手のクルーズが一走の西田に気を取られすぎたことで、追加点を奪われた。

 高橋監督は「こっちのミスを誘ってきているプレーで、ミスをしてしまった。ホーム優先のはずですから」と、ぶ然。クルーズは「自分のミス」と反省したが、今季は失点に絡んだミスも目立つ。助っ人の役割を全く果たせていない状況だ。

 村田ヘッドコーチは「切り替えてやるしかない」と語気を強めたが、チームは優勝が絶望的となり息切れ。立て直すのは、容易なことではなさそうだ。

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