中日・堂上 勝利呼ぶ、プロ初の満塁弾

 「中日7-5広島」(28日、ナゴヤドーム)

 六回に2点を勝ち越し、なおも2死満塁。中日・堂上は決めていた。「迷いなく、思い切り振ろうと思った」。継投したばかりの広島・薮田の2球目。真ん中に来た137キロのカットボールに反応すると、打球は左翼席へと飛び込んだ。

 自身シーズン最多タイとなるダメ押しの5号は、プロ初の満塁弾。「いいところで打てたことが一番良かったです」。8月最後の日曜日に、竜党へ届けた夏の思い出。愚直な男らしく、一塁ベースを回ったところで軽く右拳を握った。森監督代行は「ああゆうところで打てるようになったのが堂上の進歩」と目を細めた。

 球団80周年の節目に、チームは依然として最下位に苦しむ。明るい話題は少ないが、10年目の節目を迎えた28歳が花開こうとしている。

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