ソフトバンク、逆転負け 九回に柳田4戦連発も…

 「ソフトバンク5-7ロッテ」(28日、ヤフオクドーム)

 風向きが急変したのは4-2の八回だった。1死一、二塁、デスパイネの三遊間へのゴロにソフトバンクの遊撃・今宮が追いつき、一塁へワンバウンド送球。やや下がりながら捕球を試みた一塁内川と全力疾走のデスパイネが交錯し、白球はこぼれ両者が倒れ込んだ。

 1点差に迫られただけではない。内川は2週間前に痛めた腰から地面に落ち、そのまま交代。救援陣もリードを守れず、結局この回5失点とチームは濁流にのまれた。

 「とりあえず明日、試合がないんで。ぶつかってどうかと思ったけど、内川主将、そんなにひどくはなさそうと今のところは聞いてるんで」と工藤監督。逆転負けはともかく、不幸中の幸いに胸をなで下ろした。内川に腰の悪化は見られず、むち打ち症状と、左足首付近の擦り傷、左腕打撲。病院での検査には至らなかった。

 とはいえ、ナイターの日本ハムに重圧をかけたかったところで、痛い逆転負け。工藤監督就任後、初の月間負け越し(4試合だけだった昨年10月を除く)も決まった。

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