日本ハム奪首!最大11・5差ひっくり返した!27日にもM24点灯

 「ロッテ1-4日本ハム」(25日、QVCマリンフィールド)

 ついに鷹を捕まえた。日本ハムが4番・中田翔内野手の2打席連続適時打で4連勝を飾った後、ソフトバンクの敗戦が決定。最大11・5ゲーム差をひっくり返し、日本ハムが今季初めて首位に躍り出た。

 初回、主砲がゲームを優位に進める先制点をもたらした。2死二塁。古谷の内角カットボールを強振。「ここまできたら勝ちゃいい」と中田。祈りが通じた打球は左翼・角中の前でポトリ。「打ち損じたけどね。いいところに落ちてくれた」。5試合連続の初回得点で打線を活気づけると、2点リードの三回には左線適時二塁打を放ち、リードを広げた。

 開幕から絶対的な4番としてチームを支える一方で、シーズン佳境を迎え、腰の張りを抱えての出場が続く。「みんなしんどい思いをしてやってる。それはみんな同じ」。田中賢、陽岱鋼らも満身創痍(そうい)であることは知っている。痛いかゆいは一切、言わない。大谷も「中田さんは頼りになる人」と尊敬の念を抱く。

 貯金は今季最多の28。最短で27日にも優勝マジック24が点灯する。「みんなプレッシャーの中で必死にやっている。1試合でも落としたら厳しくなる。集中してやっていく」と手綱を締めた中田。打倒ホークスに燃える男は悲願のVへ、必死にバットを振る。

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