横浜が3年ぶり夏聖地へ 決勝でも増田が2発、新記録の大会チーム本塁打は14に

慶応ー横浜 5回表横浜2死二塁、左越えに2ランを放つ増田=横浜スタジアム(撮影・出月俊成)
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 「高校野球神奈川大会・決勝、横浜9-3慶応」(31日、横浜スタジアム)

 横浜が3年ぶり16度目の夏甲子園出場を果たした。前日(30日)の準決勝までにチーム本塁打12の大会新記録を樹立した強力打線は、この試合でも増田珠外野手(2年)が2本塁打を放ち、今大会チーム本塁打「14」の金字塔を打ち立てた。

 初回1死一塁から増田が左中間へ2ラン本塁打を放ち2点を先制。五回も2死二塁から増田が左翼ポール際に2ラン本塁打を運び、さらに、石川達也外野手(3年)、村田雄大外野手(3年)の連続二塁打で5-0。六回は1死一、二塁から遠藤駆内野手(3年)の2点適時三塁打と村田の犠飛で8-0とリードを広げた。八回も村田の適時打で1点を追加した。

 先発・藤平尚真投手(3年)は6回2/3、7安打3失点で石川と交代。石川が九回まで投げきって勝利の方程式を完結させた。

 昨年の夏から渡辺元智前監督の後を受けた平田徹監督は、「私の力は微々たるもので、渡辺前監督、金子部長、学校の皆さんの力が大きかったです。多くの皆さんに感謝したい」と語った。

 圧倒的な打撃力で神奈川を制した。平田監督は「選手たちが野球を楽しみながら、普段の成果をいかんなく発揮してくれた。おごることなく地道な努力の結果であり、(甲子園へ向け)ホームランという派手なところに目を取られず、きちっと調整していきたい」と話した。

 福島県の会津若松中から甲子園を目指して横浜に入学し、自身初の夏切符を手にした主将の公家響内野手は、「率直にうれしいです。絶対に勝ちたいと言う中で焦らないで落ち着いてプレーすることを意識した。(甲子園では)1戦必勝で、どのチームと当たっても全力で戦い、(昨夏の東海大相模に続き)大優勝旗を神奈川に持ち帰りたい」と力強く語った。

 慶応は0-8の七回に集中打で3点を返したが、2008年以来の夏甲子園出場はならなかった。

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