由伸采配ズバリで9点!巨人貯金「3」 脇谷昇格即先発で2安打1打点

 「巨人9-0ヤクルト」(30日、東京ドーム)

 親子連れの目立ったG党の留飲を下げっぱなしにした。今季、本拠地で7戦7勝と圧倒的な優位に立つヤクルト相手に巨人は二回から六回まで毎回得点を重ね、12安打9得点の圧勝劇。貯金を6月8日以来の「3」に積み上げ、高橋監督は「いい攻撃ができたと思いますね」と表情を緩めた。

 用兵がはまった。2軍調整中だった脇谷を「調子がいいと聞いていたので」と約1カ月ぶりに1軍に昇格させ、即「7番・二塁」で起用。練習中に「大丈夫か?」と声をかけられたベテランは先制打を含む2安打1打点と奮起。「先制点につながって良かった」と安どの笑みを浮かべた。

 この日は、前日まで6番を務めていたギャレットが欠場。練習にも姿を見せておらず、体調不良とみられる。チーム2位の15発を放つ長距離砲不在の中で下位打線が奮起し、脇谷と8番・小林誠の2人で4打点。貧打に苦しんだ春先がウソのように、理想的なつながりを見せた。

 1番に長野、4番に阿部を据える新打線形成から、これで4勝1敗。首位・広島の姿は遠いが、追撃態勢は整いつつある。「追いかける立場は(今後も)長く続くと思う。とにかく勝って、少しでも差を縮められれば」と指揮官。勝負の夏。上昇ムードの打線が、何よりの好材料だ。

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