金光大阪が9年ぶり夏の甲子園に王手 関西創価に逆転勝ち

 「高校野球大阪大会・準決勝、金光大阪3-2関西創価」(30日、舞洲ベースボールスタジアム)

 金光大阪が逆転勝ちし、9年ぶりの夏の甲子園出場に王手をかけた。

 先制したのは、夏の甲子園初出場を目指す関西創価。四回、1死一塁から、4番・田中邦宣内野手(3年)が先制の右中間三塁打。しかし、金光大阪はその後のピンチをエース・末友雄梧投手(3年)がしのいで中盤まで、関西創価・中田聖太郎投手(3年)との投手戦を演出。

 しかし関西創価打線は、末友の適度に荒れる投球に適応力を見せ六回1死一、三塁の好機で、5番・湊大賀内野手(3年)がこの日2安打目となる左前適時打を放ち追加点を挙げた。

 一方の金光大阪もその裏、1死満塁のチャンスをつくり、6番・木下直哉外野手(2年)、高山晃外野手(3年)の連続内野安打で同点に追いつき、関西創価・中田をここでKOした。さらに2死満塁から9番・佐々木将太内野手(2年)の中前打でついに勝ち越しに成功した。

 リードはわずか1点。昨年からエースナンバーを背負っていた末友は1年前の夏、大阪桐蔭との5回戦で四球から崩れて四回で10点を失う大敗に泣いた。 「先輩の試合を、僕のフォアボールで壊してしまった」と、以後しばらくはマウンドに立てなくなった。それを横井監督や主将の神岡龍太捕手(3年)らの後押しで、この春の大会後、復活。今大会はここまで全試合、完投という成長を遂げた。 9年ぶり、夏の甲子園まであと一つ。「やるしかない」。末友の、金光大阪の覚悟は決まった。

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