G阿部弾!菅野敗戦ショック吹き飛ばした 試合前オーナーがゲキ

 「巨人3-1ヤクルト」(29日、東京ドーム)

 奇跡を信じるG党に、歓喜をもたらした。一回、巨人・阿部慎之助捕手が右翼席へ7号2ラン。重い雰囲気をガラリと変える一発で、チームを勝利に導いた。デイビーズのツーシームを仕留め「少しタイミングはずれたけど、しっかり押し込めた。よく飛んでくれた」とうなずいた。

 これで14試合連続安打。7月は打率・324と好調をキープする。24日のDeNA戦から今季初めて4番に座ったが「(打順は)あまり意識していない。長打も狙っていない。つないでつないで、と思っている」と、コンパクトなスイングで結果を出し続けている。

 前夜は広島との直接対決にエース菅野を投入しながら、打線が援護できずに痛恨星。傷を負った状態で10日以来、約3週間ぶりに東京ドームに戻ってきた。試合前にはロッカールームに全選手が集合。老川オーナーから「今日から新しいスタート。勝利を目指して頑張ってほしい」と尻をたたかれ、グラウンドへ送り込まれた。

 阿部、坂本が一発を放ち、先発の内海も好投。経験豊富な主軸の活躍で、広島とのゲーム差を9に縮めた。逆転優勝への道は険しいが「ベテランが引っ張り、若い選手も頑張ってくれたら。とにかく勝っていくしかない」と高橋監督。ファイティングポーズを崩さず、反撃の時をうかがう。

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