樟南、鹿児島史上初の決勝再試合制す

 「高校野球鹿児島大会・決勝、樟南3-2鹿児島実」(26日、鹿児島県立鴨池球場)

 Vの字にした両手を天に突き上げた。マウンドの畠中優大(3年)が駆け寄ってきた仲間たちと抱き合った。鹿児島大会史上初の決勝再試合。2試合24イニングに及ぶ決戦を制したのは樟南だ。

 1点リードの五回。無死満塁のピンチを招いた先発の浜屋将太(3年)からバトンを託された。「浜屋がやられたら自分だと思っていた」。背番号10の左腕は力のある直球を主体に鹿実打線を1安打に抑えた。

 延長13回に及んだ準決勝で192球、引き分けとなった24日の決勝も計139球を投げたエースの浜屋と試合後、ベンチで抱き合って泣いた。「行動が早い畠中と、おっとりマイペース型の浜屋」と山之口和也監督が表現するほど性格が異なる2人。鹿児島県の球史に残る激戦を制した二枚看板が、全国の強豪に立ち向かう。

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