智弁和歌山、2年連続出場ならず 投手陣が誤算

 「高校野球和歌山大会・準々決勝、智弁和歌山5-10市和歌山」(25日、紀三井寺球場)

 力負けだった。智弁和歌山は市和歌山に競り負けて、2年連続の夏の甲子園出場は果たせなかった。2度同点に追いついた。だが、一度もリードを奪うことはできず、今春センバツに出場した市和歌山に終始押される展開だった。高嶋監督が「敗因は投手。相手は投手のレベルがいいところまでいっている。そこの差だった」と振り返ったように投手陣が誤算だった。

 先発・橋が1回1/3を3失点で降板すると、登板した全3投手が失点。カバーしようとした打線も空回り。

 「投手力が弱いと攻撃が強引になる。バントより、走者をためて2、3点と狙いにいくから」と指揮官。無死から走者を出した二、三回は、強攻策で両イニングとも併殺。2点を追う七回無死一塁はエンドランを仕掛けたが、打者が空振りして一走が二塁で憤死した。

 それでも悔いはない。高嶋監督は「3年生はええ子たちばかりだった。よくやったよ」。泣きじゃくる教え子を優しいまなざしで見つめていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス