巨人“新打戦”爆発!意Gの3発、四回イッキ7連打6点
「DeNA1-9巨人」(24日、横浜スタジアム)
負ければ3位転落の危機で“新打線”が意地を示した。巨人は1点を追う四回1死から坂本勇人内野手の二塁打を皮切りに、7連打6得点の猛攻。14年4月以来2年ぶりの1イニング3本塁打も飛び出した。高橋由伸監督は「それぞれがいい打撃をしたと思います」と満足げに話した。
勝率5割に逆戻りして迎えたこの日。指揮官は「流れがどうかなっていうのがあったので」と打順変更を決断。5月29日から4番を務めてきた長野を1番とし、代わりを阿部に託した。巨人を長年支える大黒柱は今季初の4番起用に応えた。四回に右前適時打、九回には右前2点適時打を放ち、2安打3打点とフル回転。「4番になっても意識は変わらないし、打点を挙げられて良かった」とうなずいた。
結果を示したのは、阿部だけではない。3番・坂本は3安打で好機を作り、6番から5番に変わった村田は四回の勝ち越し12号2ランを含む2安打2打点。相手に脅威を与えるクリーンアップで、眼下の敵を撃破した。
26日からは広島との3連戦。何としても10ゲーム差を縮めたいところだ。「どこが相手でも負けられないのは同じ。とにかく勝てるように頑張ります」と指揮官。帰ってきた「4番・阿部」を軸とし、独走する首位チームに挑む。