履正社2年生コンビで4戦連続コールド 若林将決めた人生初満塁弾

 「高校野球大阪大会・4回戦、履正社11-1東大阪大柏原」(24日、舞洲ベースボールスタジアム)

 下級生の思いきりのよさが、履正社を初戦から4試合連続のコールド勝ちに導いた。三回1死満塁の好機で、6番・若林将平外野手(2年)が左翼への満塁本塁打。初球のカーブが浮いたところをガツンと捉えた。全力疾走。「ベンチが盛り上がって入ったと思った」というアーチは公式戦初本塁打。満塁弾は人生初だ。

 昨秋から右肩、右膝の痛みに苦しんだが、この夏は持ち前のフルスイングが復活した。3安打4打点の背番号13は「みんなが振れているから僕も負けないように。2年生がチームを引っ張っていくつもり」と意気込む。

 盟友は、同じ2年で4番に座る安田尚憲内野手だ。先制二塁打など3安打3打点の安田も「下級生が盛り上げないと甲子園に行けない」と呼応した。

 この日先発し、5回1失点10奪三振の山口とエース寺島。プロ注目の2人がいる投手陣に負けられない。2年生コンビの奮起で、同校6年ぶりの夏の甲子園へまた一歩近づいた。

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