中日・平田がキレた!延長負け直後、ファンのヤジに主将たまらず

 「中日1-3ヤクルト」(23日、ナゴヤドーム)

 中日は今季ワーストの借金9。試合直後、男性ファンのヤジや態度に平田が反応し、コーチやチームメートらに止められるなど、夏休みで子どもが多く詰め掛ける中、後味の悪さが残った。

 この日は、指揮官が勝負手を打っていたからこそ、もどかしさはつのるばかり。1-1で迎えた八回。ここで谷繁監督がマウンドに送ったのは守護神・田島。「今のブルペンで一番信頼できる。(田島が投げる)八、九回のうちのどっちかで1点という思いだった」。20日・広島戦(マツダ)では同点の場面から2回を投げたが、そのときは九回から。この日は早めの田島投入で、勝利を狙った。

 この起用に応えるかのように、田島も完璧な投球をみせた。2回を無安打無失点。だが熱投も実らず、延長十回2死二、三塁から山田のゴロを祖父江がはじき、内野安打に。痛恨の勝ち越し点を許した。さらに続く雄平の遊撃へのゴロをエルナンデスが弾き、痛恨の2点目を失った。記録は内野安打となったが、徒労感が募る結末となった。

 平田は試合後、「選手も一生懸命やっています。勝ったり、負けたりはあるけれど、応援してほしい」と冷静さを取り戻して語った。これで4カード連続負け越し。5位・ヤクルトの足跡がもうそこまで来ている。

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