【清宮の一問一答要旨(下)】悔しさを心の底に固めていきたい

 「高校野球西東京大会・準々決勝、八王子学園八王子6-4早実」(23日、神宮球場)

 昨年夏の甲子園で4強入りした早実が準々決勝で敗退し、注目のスラッガー、清宮幸太郎内野手の2年の夏が終わった。試合後は3年生たちを甲子園に連れていけなかったことや、得点機での第5打席で犠飛による1点どまりだったことを悔やんだ。以下、一問一答の要旨。

 -四球が多かった。スタンドもどよめいていたが。

 「その辺は自分も気にしていないんで。後ろにも野村がいましたし。今日も打ってくれたので、その辺は気にしていなかったです」

 -力を出し尽くせたか。

 「出し尽くしてないと言ったらうそですけど…。結果として出なかったので、悔いはまだあります」

 -日本一のスラッガーへの道のりは。

 「まだまだその道は長いので、この負けを絶対に忘れないで、この時に負けて良かったんだと言えるように、これからやっていきたいと思います」

 -相手の守備シフトは意識しなかったか。

 「気にしていなかったです。見えてはいましたけど、シフトは。動きが変わっていたのは。それでも全然気にしてはいなかったです」

 -今後の1年、何を伸ばしたいか。

 「具体的にはまだ分からないですけど、やっぱり自分が引っ張っていくというか、負けを1、2年生全員で共有して、しっかり、また次の夏まで、あの時ここで負けたんだという悔しさを全員の基礎に、心の底に固めていきたいと思います」

 -第5打席の犠飛はスタンドにいってくれと思っていたか。

 「上がりすぎていたので、アウトかホームランかという感じだったので、入れとは思いましたけど、ちょっとだめでしたね」

 -第5打席の狙いは。

 「インコースを狙ってました。とらえ損ねたというのが率直な感想ですね。とらえ損ねた。それだけです」

 -3年生にどういう言葉をかけたいか。

 「自分に力がないので、申し訳ない気持ちで一杯です」

 -もっと勝負してくれという思いは。

 「後ろに野村がいたので割り切ってやっていました」

 -甲子園へのチャンスは2回。

 「もちろん。どっちも狙って、絶対に出たいと思います」

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