9球団視察 須磨翔風・才木5回0封

 「高校野球兵庫大会・1回戦、須磨翔風6-2尼崎稲園」(10日、明石トーカロ球場)

 兵庫大会では、ドラフト候補の須磨翔風・才木浩人投手(3年)が、5回1安打無失点の快投。直球の最速は146キロを計測し、次戦でぶつかる第1シード・報徳学園が偵察する中、スライダー以外の変化球を封印し、5回を15人で片付けた。

 ライバルの視線を感じていた。「大人数だったのですぐ分かりました」と才木。立ち上がりは制球こそばらついたものの、力のある直球で押し込み、外野への飛球はすべて定位置付近で失速した。

 9球団20人のスカウトが視察する中、阪神・熊野スカウトは「テークバックをコンパクトにしてボールが指にかかるようになった。大暴れしなくなった」と評価。6月上旬に「左肩が開かないように」と自分で考え、取り組んだフォーム修正。それが功を奏し、直球の最速が一気に148キロまでアップした。

 四球の数も減り「(四球を出すと)相手に流れが行ってしまうので」と力を込めた才木。「報徳学園と対戦したかった。自信のある直球で押せれば」と公立の星が“番狂わせ”を引き起こす。

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