原樹理大炎上でヤクルト今季初5連敗

 「交流戦、ヤクルト9-14オリックス」(5日、神宮球場)

 トンネルから抜け出せない。今季初の5連敗。ヤクルト・真中監督は「現実を受け止めてやるしかありません」と言葉を絞り出し、悔しそうな表情を浮かべた。

 ドラフト1位・原樹理(東洋大)が炎上した。三回以降にめった打ちを食らい、4回9安打8失点KO。「このような展開にしてしまい、本当に申し訳ないです」。だが、4連敗を喫した新人右腕を次回も先発で起用せざるを得ない苦しい先発事情が悩ましい。

 中継ぎ陣も火に油を注ぎ、今季ワースト14失点と崩壊した。打線が9点を奪っても勝てないもどかしさ。三木ヘッドコーチは「野手とピッチャーがかみ合ってない」と泥沼にハマった現状に厳しい表情を浮かべた。

 「しっかり反省するところはして、気持ち新たにやっていくだけです」と指揮官。5位・中日に4ゲーム差の最下位。借金は今季最多の9に膨らんだ。昨季のリーグ王者が、正念場を迎えている。

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