楽天オコエ、大谷と初対決完敗も前向く
「楽天3-12日本ハム」(29日、コボスタ宮城)
大差のビハインドも関係ない。球場は最高潮のボルテージに包まれた。六回2死一、二塁。楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉(関東第一)が初めて大谷と対峙(たいじ)した。スコアボードには161キロの表示。臆することなくスイングしたが三ゴロに倒れた。
「161ですか?差されたとか、そういう感じはなかったです」。オコエはそう振り返りながらも「もっといい感じにとらえたかった欲はあります」と悔しさをにじませた。
九回には斎藤佑に空振り三振。「緊張してファームのときと違うスイングになってしまった」とオコエ。それでも起爆剤としての期待は大きい。
31日からの阪神戦(コボスタ)では左腕の能見、横山が先発することから、梨田監督は「スタメンで使ってみようかと思っている」と先発起用を示唆した。