ソフト6連勝で最速30勝!今宮4打点

 「ロッテ2-10ソフトバンク」(28日、QVCマリンフィールド)

 ソフトバンクが豪快な一発攻勢でロッテをねじ伏せた。3本塁打を含む12安打で10得点。「昨日のいい流れのまま、試合に臨めた」。決勝打の前日27日に続いて4打点で打線をけん引した今宮健太内野手が胸を張った。

 昨季までチームメートだったスタンリッジから二回に左翼フェンス直撃の2点二塁打を放ち、六回は左腕の藤岡から左越えの4号ソロ。打率は長く1割台に低迷していたが、ここ3試合で2本塁打を含む10打数6安打の7打点。「テニスのラケットでボールを打つイメージ」で左脚を意識しながら体を回転させてバットをスムーズに出すフォームが固まりつつある。

 中軸も黙っていない。3番柳田は二回に左中間席上段へ運ぶ特大の7号2ラン。4番内川も八回に7号2ランでとどめを刺した。無安打の松田と中村晃をカバーしての大量得点に工藤監督も「うちはホームランをガンガン打つチームではない。つながりの中で一発が出たりする」と目を細めた。

 6連勝となり、両リーグ最速で30勝に到達。貯金は17にまで膨らんだ。2位ロッテとの直接対決となった今カードの勝ち越しも決め、ゲーム差は「5」に拡大。きょう29日の先発は武田。勝って最高の形で交流戦に突入する。

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