大洋、横浜(現DeNA)の渉外担当を長く務め、数多くの外国人選手を獲得した牛込惟浩(うしごめ・ただひろ)氏=デイリースポーツMLB解説委員=が、4月9日に敗血症で死去。79歳だった。葬儀・告別式は近親者で既に済ませた。
早稲田大学卒業後、1964年に大洋球団に入社し、通訳、マネジャーなどを経て、渉外担当に就任。確かな眼力と独自の人脈で、ボイヤー、シピン、ポンセ、パチョレック、ローズら優良外国人選手の獲得に尽力した。米球界関係者から「タッド」の愛称で親しまれた。2000年に退団後はデイリースポーツのMLB解説委員として健筆をふるった。