胴元の利益1千万円か 巨人野球賭博

 巨人の野球賭博事件で、胴元役の元飲食店経営斉藤聡容疑者(38)=賭博開帳図利の疑いで逮捕=が、少なくとも1000万円の利益を上げていたとみられることが3日、捜査関係者への取材で分かった。客の勝ち分の1割を手数料として徴収していたという。

 野球賭博は暴力団関係者が関与しているケースが多く、警視庁組織犯罪対策4課は、こうした利益が暴力団などに流れていなかったか、実態解明を進めている。

 斉藤容疑者は2014年3月~15年8月、プロ野球と高校野球の15試合程度で、笠原将生容疑者(25)=賭博開帳図利ほう助の疑いで逮捕=ら元選手3人を客として賭けさせた疑いで逮捕されたが、捜査関係者によると、他にも多数の一般客を抱えていたとみられる。

 斉藤容疑者は、客の予想が当たった場合、賭け金の1割を手数料として徴収。外れた場合は、賭けた金は全て斉藤容疑者に渡っていた。元選手への精算は笠原容疑者が代行していた。客は1回数万~数十万円を賭けていたといい、斉藤容疑者が少なくとも1000万円の利益を上げていたとみられるという。

 捜査関係者によると、野球賭博では、予想が当たった場合は賭け金の2倍から手数料を引いた金額が客の手元に戻って来ることが多いという。

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