野球賭博賭け金、手数料は毎週月曜精算

 巨人の野球賭博事件で、賭博開帳図利の疑いで逮捕された胴元役の元飲食店経営斉藤聡容疑者(38)が、賭け金や手数料を毎週月曜日にまとめて精算していたとみられることが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 野球賭博はプロ野球の試合開催が少ない月曜日の精算が多いといい、警視庁組織犯罪対策4課は賭博の仕組みの解明を進め、賭け金や手数料が暴力団に流れていなかったか調べている。

 斉藤容疑者は2014~15年、プロ野球と高校野球の試合で元選手の笠原将生容疑者(25)=賭博開帳図利ほう助容疑で逮捕=や、松本竜也元選手(23)、高木京介元選手(26)に賭博をさせた疑いが持たれている。

 笠原容疑者はこのうちプロ野球の試合で斉藤容疑者の賭博を手助けしたとされ、毎週月曜日に両元選手と自身の賭け金を集めて斉藤容疑者と精算。逮捕前の取材にも「月曜日にまとめて精算していた」と話していた。

 斉藤容疑者は4月中旬、笠原容疑者が福岡市で開業した飲食店で取材に応じ「(自身も開業に携わった同店を軌道に乗せて)1、2カ月後にすし店をソウルで開く。店の場所も決まっている。(開店準備で)5月に渡航する」と話していた。摘発を避けようと韓国行きを計画した可能性もあるとみられるが、4月29日に逮捕された。

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