ソフト和田3・29“本拠開幕”決定
「ソフトバンク春季キャンプ」(26日、宮崎)
米球界から5年ぶりに古巣に戻った和田毅投手(35)が、本拠地の今季初戦となる3月29日の西武戦で先発することが26日、分かった。開幕カードはコボスタ宮城での楽天3連戦だが、首脳陣は冷え込みが懸念される敵地ではなく、ヤフオクドームを復帰戦の舞台として用意。帰ってきた背番号21が、真っ先に福岡で元気な姿を見せることになった。
キャンプでは精力的にブルペンで投げ込み、日米のボール、マウンドの違いを確かめてきた。米国で習得したカットボールやツーシームの完成度も高め、復帰後初実戦だった21日の紅白戦ではわずか17球で2回パーフェクト。「やりたいことがまだあったが、まずまず。打ち込まれなくて良かった」と確かな手応えを口にしていた。
紅白戦後、工藤監督は「このままいってくれれば何も言うことはない」と強調。開幕戦を任せる摂津との“二枚看板”として、本拠地初戦を託すことを決めた。和田はこの日、休日返上で復帰後初の対外試合登板となる28日の西武戦に向けて調整した。