モレル4番いける 初実戦でマルチ&二盗
「練習試合、オリックス5-1斗山」(25日、清武)
オリックスの新外国人選手、ブレント・モレル内野手(28)=前アスレチックス3A=が25日、韓国・斗山との練習試合で初実戦。いきなり2打席連続安打に盗塁まで見せる活躍ぶりで福良監督を喜ばせた。
初回無死二塁。モレルはいつものように表情を変えることなく打席に入ると、カウント2-2から元西武・ボウデンの直球を中前にはじき返す適時打。さらに次打者の3球目には絶妙のスタートで二盗も成功させた。
四回にはプレミア12韓国代表の左腕・張元準から左前打でお役御免。デビュー戦から実戦向きなところをアピールした。
「もちろん結果が出たことは気分がいい」といっても表情を変えはしない。自ら「おとなしいタイプ。試合でエキサイトすることも怒ることもないよ」という超クールな助っ人。笑顔を見ることもほとんどない。
助っ人4番構想を持つ指揮官は「かなり率は残してくれそう。勝負強さもある。あとは長打がどうなのか」と高評価。鉄仮面が一気に4番候補に躍り出た。