「練習試合、ソフトバンク４－０韓国ロッテ」（１８日、宮崎アイビー）

　今季５年目を迎えるソフトバンク・武田翔太投手（２２）が自身初の開幕投手に向けてアピールに成功した。Ａ組の今季初対外試合となる韓国・ロッテとの練習試合に先発し、３回を２安打無失点と好投した。

　「投球フォームのバランスを崩すことはあったけど、最低限の真っすぐは投げられた。ボールの質は良かった」。キャンプインからブルペンでは直球のキレを磨き、制球力を高めた。最速１４４キロの直球には、練習の成果がしっかりと詰まっていた。

　工藤監督は武田とバンデンハークを開幕投手の候補に挙げている。「言われたときにしっかりできるように準備したい」。初の大役に向けて、静かに闘志を燃やした。