Gドラ1桜井 坂本らと13日ガチンコ対決
「巨人春季キャンプ」(10日、宮崎)
巨人・高橋由伸監督(40)が10日、11日からの第3クールに行われる紅白戦の初戦に、ドラフト1位・桜井俊貴投手(22)=立命大=を先発させることを明言した。実戦スタートにあたって「オープン戦の途中まで競争が続く」と、サバイバルの幕開けを予告した。
13日に予定されている新生巨人の紅白戦初戦。高橋監督は「最初は桜井とマシソン」(紅白の組分けは未決定)と発表した。桜井が対戦する相手の3、4、5番は坂本、ギャレット、長野が座る予定。腕試しとなる一戦で、シーズンでも実現が有力視される仮想敵軍クリーンアップとガチンコ対決することになった。
いきなり試練の場が与えられた桜井。だが、表情を変えることなく「自分の持ち味を出したい。コースを狙いすぎないように。しっかり腕を振って、大胆に攻めたい」と気合をみなぎらせた。
ここまで高橋監督は「誰がレギュラーにふさわしいか、しっかり見極める」と“白紙”を強調してきた。紅白戦の初戦も外野の定位置を争う立岡、大田を両軍の1番で起用するなど、随所に競争心をあおったオーダーを組む。指揮官は「まずは個々の力を発揮させる場になる」と、サインなどは出さずに戦況を見守る考え。チーム内の競争が、激しさを増していく。