Gドラ1桜井 他球団007うならせた

 「巨人春季キャンプ」(8日、宮崎)

 巨人のドラフト1位・桜井俊貴投手(22)=立命大=が、今キャンプ初めてフリー打撃に登板した。坂本を相手に24球を投げ、安打性の当たりは4本。キレのある直球で見逃しや空振りも奪い、他球団のスコアラー陣をうならせた。

 7日にはブルペンの打席に松井臨時コーチが入り、この日はチームで4番経験のある亀井、坂本の2人が相手。だが、強心臓のドラ1右腕は「緊張は全然なかった。楽しかったです」と、臆することなく腕を振った。

 チームの顔である坂本との“注目の対決”では24球を投げ、安打性は4本。直球で1つ空振りを奪い、2球続けて外角低めに見逃しのストライクを決めるなど好内容。桜井は「(空振りは)コースがいいところに決まった。真っすぐは通用するのが少しわかった」と納得し、坂本も「真っすぐが来るってわかっていても、当てられなかった。いい球が来ていた」と舌を巻いた。

 各球団のスコアラー陣も熱い視線を送った。阪神の太田スコアラーは「キレもあったし、コントロールもよかった。さすがドラ1ですね」とため息。中日の加藤スコアラーも「この時期に低めに集めるのはさすが」と目を見張った。

 亀井にも24球を投じ、この日は計48球。4種類の変化球も全て披露した。打撃ケージ裏で見守っていた高橋監督も「コントロールもまとまっていた。直球の質もよかった」と評価したが、桜井は「プロの世界はレベルが高い。ブルペン、実戦でしっかり続けていきた」と気を引き締めた。調子を維持し、まずは13日の紅白戦で開幕1軍へ向けて猛アピールする。

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