由伸監督、松井臨時コーチにムチャぶり
「巨人春季キャンプ」(7日、宮崎)
巨人・高橋由伸監督(40)が7日、宮崎キャンプでマイクパフォーマンスを行った。松井秀喜臨時コーチ(41)にも“ムチャぶり”してマイクを持たせ、ファンを喜ばせた。
ランチタイムを利用し、マウンド付近に立った高橋監督。キャンプ初の日曜で、3万2000人が訪れた客席に向けて「セ・リーグは混戦が予想されます。それを勝ち抜くため、この宮崎で選手個々のレベルアップ、1年間戦う基礎をつくりたいと思います」と、肉声で決意を伝えた。
かつて、長嶋茂雄終身名誉監督や原辰徳前監督も行った恒例のファンサービス。だが、指揮官の粋な計らいでこの日はさらに盛り上がった。「みなさん、松井さんの生の姿、生の声を聞きたいと思います」。ベンチ前にいた大先輩へ視線を送り、バトンタッチした。
松井コーチは笑みを浮かべて登場し「監督がムチャぶりしたので一言、しゃべります。小さいお子さまは『あなたは誰なんだ』と思っていると思います。一応、昔ジャイアンツの選手だったんです」と自己紹介。球場内を穏やかな空気が包んだ。
松井コーチは「昨年は優勝を逃しました。この状況を謙虚な気持ちで受け止めて、これから頑張ってくれると信じております」と、チームにエール。二大スターの共演で、新生・巨人を印象づける一日となった。