「楽天春季キャンプ」（５日、久米島）

　楽天のドラフト１位・オコエ瑠偉外野手（１８）＝関東第一＝が５日、休日返上で“脳トレ”を行った。肉体は休めたが、宿舎では、自身の打撃の映像を繰り返し見たり、今キャンプから始めた野球ノートをまとめるなど、第２クールに向け余念がなかった。

　「休むというよりは明日の練習につなげる運動をしたい。自分の映像を見たり、野球ノートを付けて復習したりとかですね」

　休日も、注目ルーキーは野球漬けだ。球団からｉＰａｄが支給されており、自分自身の打撃フォームをつぶさにチェック。池山打撃コーチからの教えを記した野球ノートを見直して反省点を頭にたたき込んだ。

　この日は、午前中から他の新人選手とともに久米島観光ＰＲに参加。重要無形文化財指定の「久米島紬（つむぎ）」の着付けを体験し、黄色の和服を試着するなどした。体を動かす時間はなくても、やれることはやる。７日の紅白戦では「１番・中堅」でのスタメン出場が浮上しているだけに、準備を万端に整える。