ＤｅＮＡのアレックス・ラミレス監督（４１）が３１日、宜野湾キャンプでの“全員ノック”を予告した。「毎日ノックしたいね。全選手にやるよ」。気温２０度の那覇空港に降り立ち宣言した。

　就任以来、選手個々との対話を重視してきた。ノックもまたコミュニケーションツールの一つ。「ノックを通じて、全ての野手一人一人との時間を共有したい」。かつて巨人・長嶋終身名誉監督がノックを施したように、打ち手と受け手の信頼関係を築く思いだ。

　キャンプに備え、ラミレス監督も自宅近くのジムで自主トレを敢行。昨秋の奄美キャンプ中に体重を１０９キロから１０５キロに落としたが、さらに２キロ減の１０３キロでキャンプイン。「ノックをうまくできるように頑張るよ」と意気込んだ。

　１、２軍全体ミーティングでマイクを取り、「最終的な目標は優勝。１０年間Ｂクラスにいることを止めるのはもちろん、ＣＳ進出だけで満足してはいけない」。言葉で訴え、ノックで鼓舞する。ラミちゃん流キャンプが始まる。