巨人のドラフト１位・桜井俊貴投手（２２）＝立命大＝が、宮崎キャンプ中の２月１１日に予定される１軍紅白戦で実戦デビューすることが１６日、有力となった。桜井は「持ち味を出すだけ。実力以上を求めてもしょうがない」と平常心で臨む考えを示した。

　新入団選手にとって、紅白戦は絶好のアピールの場。若手の桜井は、３試合組まれる中で初戦にあたる１１日での登板が濃厚だ。

　この日、川崎市のジャイアンツ球場での新人合同自主トレ前、尾花投手コーチから紅白戦日程を伝えられた右腕。当初はキャンプ中の２月初旬を予定していたブルペン入りも、１月１７日への前倒しを決断。「傾斜の中でフォームを安定させていこうかな、と」と入念に仕上げていくつもりだ。

　当然、自身が対戦を熱望する坂本など一流打者たちとも対戦していく。「ベストな感じで投げられるようにしていこうかなと思う」。球界を代表する打者たちを抑え込み、自らの右腕で開幕１軍への道を切り開く。