西武の森友哉捕手（２０）が２日、西武プリンスドームで契約更改交渉に臨み、２２００万増の年俸４０００万円でサインした。金髪を輝かせながら、来季へ「打率３割＆正捕手」の目標を掲げた。

　２年目の今季は１３８試合に出場し、打率・２８７、１７本塁打、６８打点。打線を支えた働きを評価され「もう少し低いと思っていた。満足している」と振り返った。

　６月上旬まで打率３割を超えていたが、後半戦は調子を落とした。「１年間戦い抜く体力が足りなかった。昨オフはほとんど走り込みをやらなかった。今年はしっかり走る」と厳しく鍛える覚悟だ。

　打撃力を生かすため主にＤＨで出場し、捕手での起用はなかった。秋季キャンプでは捕手練習に専念。炭谷との競争には「今は負けているが、追いつき追い越せ、という気持ちでやる」と強気だ。

　鈴木球団本部長は「課題も多い。オフは私生活も引き締めてくれ、と伝えた」と注文をつけた。交渉後、購入したばかりのベンツに乗り込んだやんちゃな２０歳が、高まる期待を受け止めて来季に挑む。