巨人は３日、一連の賭博問題を受けて、７日から始まる宮崎秋季キャンプのチーム規則を厳格化することを決めた。門限の繰り上げや休日のゴルフ禁止などが盛り込まれ、高橋由伸監督（４０）は「いろいろ（問題が）ありますし、それ以前に野球をするのがメーン。受け入れるべきだと思う」と、“野球漬け”にすると明言した。

　キャンプは２０日まで４勤１休のペースで行われ、練習日の門限は午後１０時に設定。休日前はこれまでより１時間早め午前０時となった。さらに休日の行動も制限され、例年は多くの選手や首脳陣が息抜きとして行うゴルフも禁止。半ば強制的に静養に充てることで、よりグラウンド内に集中させる環境をつくった。

　１０月に福田、笠原、松本竜の野球賭博行為の関与が発覚。ファンを失望させ、球団の信頼は失墜した。これを受け、球団は毎年恒例の納会や納会ゴルフの自粛を決定。今後、現場の管理体制もより強化していく方針だ。

　練習は朝から夕方まで行われ、走り込みを含めてハードなメニューが組まれる見通し。選手会長の長野は「監督が言われているように、野球をしに行くので。しっかり鍛え直してきます」と神妙な表情。チーム全員が、ゼロからの出発を図る。