大阪桐蔭6年ぶり決勝!高山が3回0封

 「高校野球・秋季近畿大会・準決勝、大阪桐蔭5-3明石商」(31日、皇子山球場)

 大阪桐蔭が09年以来、6年ぶりの決勝進出を果たした。プロ注目のエース・高山優希投手(2年)が七回からリリーフ登板し、3回無失点と好投した。

 エースの成長を促すために用意されたマウンドだった。4強進出でセンバツ出場に当確ランプがともり、甲子園を勝ち抜くために西谷浩一監督(46)が振るったタクト。「勉強のために後ろで投げさせた。今後(リリーフで)行くこともあるので」と指揮官は明かす。

 試合途中からゲームに入るために何が必要か、どうすれば抑えられるか-。本人は「先発の時と同じように投げてしまった。もっと強く腕を振っていかないと」と、見つかった課題を口にした。七回を終えた時点で西谷監督から「もっとスピードを」と指摘され、「今まで経験があまりなかったので勉強になった。(先発マウンドに)自分がいなくても勝てるチームが理想だと思うので」と言う。

 複数の投手に多様な経験を積ませ、勝ち上がった西谷監督。来春のセンバツ制覇へ、強化に抜かりがない。

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