楽天、巻き返しへFA宣言残留認めない

 楽天がFA権を行使しての“宣言残留”を認めない方針であることが9日、分かった。今後、権利取得選手と話し合いに入るが、球団幹部は「(残留)交渉はする。でも、一度行使したら一切、引き留めることはしない」と明言した。

 今季、チームは2年連続最下位に沈んだ。梨田新監督のもと来季以降の巻き返しへ、まずは“チーム第一”の考えを求める。球団は低迷脱却へ、チームの“和”が必要と判断。宣言自体がチームを揺るがす行為と見なし、宣言残留を認めないことで、結束を高める狙いもありそうだ。

 楽天では嶋、青山、藤田、牧田らチームの中核を担う選手が権利を持つ。他球団移籍となれば確かに大きな痛手となる。だが“宣言残留NG”の方針はぶれることなく今後、交渉を行っていく。

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