“原のカーテン”巨人CSへ先発隠し

 巨人・原辰徳監督(57)が8日、CSファーストSの阪神戦に向けて、情報戦を開始した。東京ドームで行われた全体練習で、取材エリアを規制。初戦や2戦目の“先発隠し”を徹底し、指揮官は「当日に分かるよ」とほくそ笑んだ。

 厳戒態勢を敷いた。初戦と2戦目の先発が予想されるマイコラスと菅野は同じ調整を行い、さらに練習中は取材エリアを限定。ブルペンへの通路を見えないようにするだけでなく、投球練習中の“音漏れ”にも気を配り、付近の通路を通行止めにするほどの徹底ぶりだった。規制は練習終了と同時に解除された。

 指揮官は、シーズン中は公表することの多かったスタメンについても「あえて言いません」と、黙秘を貫いた。一方で、阪神の情報はリアルタイムで入手している様子。先発候補に挙がる岩田について「今日は、6イニング投げたらしいね」と語り、不敵に笑った。

 07年の中日とのCSでは初戦の先発を読み違え、チームが動揺。以来、短期決戦での情報戦には気を配り、勝ち抜くすべを身につけた。今季、阪神には東京ドームで11勝2敗と勝ち越した心強いデータもあるが「だからどうなのかな、そういうのは。まあ、評論家に聞いてください」と多くを語らず。逆襲に燃える原監督が、戦闘モードに突入した。

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