明石商が初V!公立校23年ぶり秋制す

 「高校野球・秋季兵庫大会決勝、明石商2-0報徳学園」(4日、明石トーカロ)

 明石商が報徳学園を制し、初優勝。秋季大会では1992年の川西明峰以来、23年ぶりに公立校が頂点に立った。同校にとって初の甲子園切符をかけて、秋季近畿大会(17日開幕、滋賀・皇子山)へ挑む。

 立役者は最速142キロ右腕のエース吉高壮投手(2年)だ。6安打に抑え、2試合連続の完封劇。「絶対に優勝したかった。1位と2位では全然違う」。2年生エースとして臨んだ今夏は、県大会決勝で滝川二に敗れた。すでに近畿大会出場は決めていたが、優勝への強い思いがあった。

 169センチ、70キロの小柄な体で、マウンドで再三雄たけびを上げる。打者としては内野ゴロでも必死のヘッドスライディング。闘志をむき出しにする。

 「報徳打線は1番から9番まで気が抜けなかった」と振り返ったが、1点リードの六回1死一、二塁のピンチでは変化球で3、4番を連続空振り三振。貫禄を見せた。「優勝して神宮(大会)へ行きたい」。エースは覇者としての誇りを胸に次のステージへ進む。

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