大阪桐蔭また履正社下す!高山が完投
「高校野球・秋季大阪大会準決勝、大阪桐蔭2-1履正社」(4日、舞洲ベースボールスタジアム)
エースの意地がボールからにじみでていた。ボーイズ時代からのライバルだった履正社・寺島との投げ合いを前に、頭を五厘刈りにしてマウンドに上がった大阪桐蔭・高山優希投手(2年)。1失点完投で制し「自分が気合を入れないとダメなので」と力を込めた。
初回に味方の併殺崩れで1点を失った。それでも「切り替えて意識しないように」と二回以降は凡打の山を築いた。3日の汎愛戦前に「投げさせてください」と準々決勝、準決勝の連投を直訴。「自分が投げるしかない。人に任せるよりは自分が投げたかった」と高山は言い切る。
2戦連続でマウンドを守り抜き、注目の一戦で近畿大会出場を決めた。西谷浩一監督(46)も「薄い皮がむけたかな」と背番号1の成長に目を細めた。